「本日、初めて「献本」をお贈りいただきました。」

先日もお話いたしましたが、「賞味期限のウソ」の著者井出留美様より幻冬舎新書10周年刊(食品ロスはなぜ生まれるのか)をお贈りいただきました。
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その著書の中、103ページに「埼玉県上尾市に本社があり、関東エリアでチェーン展開するアクアベーカリー…ここの売りは100種類の100円パン(税別)で、多品種少量ロット生産方針できちんと売り切り、廃棄ロスもほとんど出ないとのこと。

工夫次第でロスを出さないパン屋の経営も成り立つわけです。」とご紹介いただきました。
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私が100種類の100円パンを志した目標の一つに、予めロス分を価格転嫁し売価設定をして、平気でその日に焼いたパンを鮮度が落ちるとの理由で廃棄する焼きたてパン店の大手チェーン始め個人店までが実践する商慣習に疑問を感じ、そんなことに慣らされたくないと、強く思ったことがあります。
まだまだ食べられるものを捨ててしまう。見様見まねで焼きたてのパン屋さんを始めた当時、その売れ残り分を価格にすでに転嫁してお客様に負担をさせるのはビジネスモデルの間違いだと感じました。

しかしその事を大手の製パンメーカーの役員さんに話しても笑われる始末でした。

当時(社)大宮青年会議所から(社)日本青年会議所に出向し、社会問題について学び、国際貢献や食糧問題、環境問題などに触れ、地球規模の問題等について学び研究をする中で、全く逆行するビジネススタイルに疑問を感じました。

そして、限りなく廃棄ロスを無くすことを志し試行錯誤を繰り返し一進一退しながら、ベーカリーの経営を安定させることに努め低価格で利益を生み出すことが少しづつですが出来て来ました。

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又、SMAPの「世界で一つだけの花」のような花屋さんのお店先のイメージで色とりどりに並べることで、お客様がどれにしようか迷ってしまう程、品数豊富なパン屋さんを思い描いてイメージしてお店つくりをしてきました。

その甲斐あって、3方良し「お客様に良し、お店に良し、社会に良し」が徐々に実りました。
しかしまだ課題も多くあります。

今日、このようにお客様にお喜びいただき、あちらこちらから出店のお誘いを頂けるほどになれたことがとても嬉しい限りです。

これからも引き続き全社員、協力して、力を合わせ努力を続けて参ります。

そしてお客様に愛され、社会に愛され、集う従業員が幸せに働けるパン屋さん、グルメフードコート、スポーツアミューズ施設を創って参ります。

今後とも末永くご利用の程、心よりお願い申し上げます。