安藤教授は東京大学のご出身で、三菱重工業でご活躍されたのち法政大学経営大学院で教鞭をとる、とても学生思いのお人柄です。
この授業は、各界からビジネスリーダーをお招きしその創業から現在までの歩み、企業の成長の過程等について生の声を聞く事が出来るとても貴重な機会です。
今回は石川県に本社を置く環境事業の株式会社アクトリーの代表取締役であり、金沢大学の工学博士でもある水越社長様よりとても貴重なお話を聞く事が出来ました。
アクトリーは年商80億。水越社長が、大学生時代学生運動の傍ら、環境への取り組み、その必要性を強く感じて興した会社をここまで育て上げたとの事でした。
又、石川県は繊維には、強いが「炉」が、育つ背景はなかった事について、
水越社長は、「自分がいた」から、この会社が育つ事が叶ったと、自信を持って仰っていた姿がとても印象的でした。
又、一般廃棄物と、産業廃棄物を分けて、一般廃棄物を地方自治体がその処理を担当する仕組みは世界中で、日本だけである事、産廃は事業者が、その責任で処理するとの事でした。
一度温めてしまった地球を冷ますことは出来ません。との、お話には強い危機感を覚えました。
樹木の伐採で、すでに地球上の60%の森林を失っている、氷河は自然のダム湖であるのに、氷河の絶対量も物凄いスピードで減ってしまっている。
「真水」が減ってしまい、塩水化してしまっているなど、普段全く考えていないけど、私たちの生命と密接な「水」について、「アクア」について考える機会となりました。
講義を通して、持ち帰って来たものは目の前の課題として「ゴミゼロ化」を進めたいとアクア社内でスタートしていこう!3年目を迎えたTSS1/2プロジェクト「時間とスペースを半分にセーブする事で利益を最大化する」事をもう一度、違った視点で見直そうと、早速社内メールを流しました。
食品を最適に扱う事。ロスにしない事。再度足元から見直して行こうと社内で確認をしました。
水越社長様、大変ありがとうございました。
講義が終了し、ご挨拶させていただいた際、私がベーカリー、フードビジネスを事業として取り組んでいると自己紹介するととても関心を持って下さり、お話が弾み、「夢があって良いお仕事ですね!」と、ご評価してくださいました。
とても嬉しかったです。
どうすることが私たちが子ども達、その子孫達に美しい地球を渡してあげられるのか、とても心配になりました。
持続可能な循環型社会の実現に改めて強く関心を持ちました。
又、この授業は静岡サテライト分室と衛星授業で行われます。
この様な機会を与えていただき、本当にありがとうございました。