昨夜、ミシュラン3つ星を獲得した82歳のすし職人「二郎」さんのNHK-BSテレビの取材番組を見ました。皆さんもご覧になりました?
7歳から家が貧しく料亭に奉公に出され出前から皿洗い、掃除、雑用すべてを務め授業中睡眠不足で居眠りして校庭に立たされては、出前の器を下げに行ったりしながら小学校卒業後は料亭に入り、修業を積み、25歳で寿司屋の御三家と言われる店に弟子入りをして今日まで、常にもっとうまい寿司はできないか!を第一に、 50歳からはネタの温度にこだわって更なる向上を目指し今日に至ります。
フレンチの大御所ジョエル・ロブションシェフとはこの20年来の友人でミシュランの授賞式の翌日に「二郎」のカウンター席で「二郎」さんが丹精止めて握る寿司にロブションが舌鼓を打ち 「日本に来て一番愉しいのはここで過ごす時間です!」と、互いに肩を抱き合い別れを惜しむ姿はとても感動的でした。
82歳のすし職人「二郎」さんは「プロフェッショナルとは?」の問いかけに「自分の仕事に没頭して、さらに上を目指す!「今」で止まることなく、自分に与えられた天職だと思って。まだなんかある!楽しいですよ!
もっと美味しくなる方法を探すのは!!」と、とても82歳とは思えない若々しい、生き生きとした眼差しで背筋をピンと伸ばし若い弟子の先頭に立って縁台を運んだり本人が手製で作ったシャリ桶の保温毛布カバーを披露していました。
「テレビカメラの前だから椅子をはこんでるわけじゃないんですよ!」と、悪戯っぽく笑う表情は少年のようです。
私たちも「次郎」さんに大いに学び、プロフェッショナル!を目指しましょう。
誇り高く仕事しましょう。